ところで中枢性過眠症って何ですか?

ところで、中枢性過眠症ってどのような病気でしょうか?
「中枢性」とは、脳にある覚醒・睡眠の中枢を意味しています。 
中枢性過眠症は、眠ったり目を覚ましたりする脳の機能の異常によって起こり、日中の強い眠気が3ヵ月以上続く病気のことをいいます。夜の睡眠時間や睡眠の質に関係なく、突然眠くなったり、1日中ずっと眠いなどの症状があります。
中枢性過眠症の代表的なものとして、ナルコレプシー特発性過眠症があります。なお、睡眠障害国際分類に従うと、中枢性過眠症にはこれ以外に睡眠不足症候群、長時間睡眠者なども含まれます。

ナルコレプシーと特発性過眠症の違いは?

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主な症状

主な症状として、以下のようなものがあります。

  • 場所や日中の時間に関係なく襲われる強い眠気、通常では寝ないような場面でも眠ってしまう(散歩中、自動車の運転中、勉強中、食事中、会話の最中、立ったままや歩きながら、など)。
  • 日中に何度も繰り返す居眠り。
  • 眠りに入るときに幻覚をみたり、悪夢を見る、金縛りにあう。
  • 喜んだ時や笑った時などに体の力が抜けてしまう。